エレキ ギターのボディが割れてしまったら、修理することができます。ボディが割れてしまう原因はさまざまですが、ギターを落としてしまったり、弦の張り力が強すぎたりすることが多いです。今回は、エレキ ギター ボディ 割れ 修理 方法についてご紹介します。修理方法によっては、プロの技術が必要な場合もありますが、できる限り自分で修理することができるように、基本的な方法を紹介していきます。
エレキ ギター ボディ割れ修理方法とは？
エレキギターは世界中で愛される楽器の一つであり、多くの人々に愛用されています。それだけに、長年にわたり様々な種類の修理が必要となりますが、その中でもエレキギターのボディ割れは特に重大な問題です。ボディ割れとは、木材部分が割れることで、音質に影響を及ぼす可能性があることです。そこで、本記事ではエレキギターのボディ割れに対する修理方法を紹介します。
エレキ ギター ボディ割れ修理方法1: 瞬間接着剤
エレキギターのボディ割れ修理方法の中でも最もよく用いられるのが瞬間接着剤です。瞬間接着剤を使うことで、木材を接着するだけでなく、割れた部分から浸透して修復できます。瞬間接着剤は、粘着性が強く、修理箇所が固定されるまで保持することができます。しかし、瞬間接着剤の使用には注意が必要です。使用前に十分に乾燥させることが必要であり、指先に付着しないように注意しなければなりません。また、割れた部分が大きい場合、接着力が十分ではないため、修理が失敗することがあります。
エレキ ギター ボディ割れ修理方法2: 専用の接着剤
エレキギターのボディ割れには、専用の接着剤があります。専用の接着剤は、木材を接着するだけでなく、割れた部分を浸透して修復することができます。この種類の接着剤は、瞬間接着剤よりも強力であり、割れた部分を容易に修正できるようになっています。しかし、専用接着剤が十分に固定されるまでには時間がかかること、それに加えて接着剤が乾燥すると、割れた場所が黄色く変色することがあります。専用接着剤を使用する前に、十分に取り扱い方法を理解し、固定時間や変色のリスクを理解する必要があります。
エレキ ギター ボディ割れ修理方法3: 交換
もし、エレキギターのボディ割れが深刻で、修理を試みても音質に支障が残ってしまう場合、ボディを交換することをお勧めします。ボディを交換することで、元の音質を取り戻すことが可能です。ただし、ボディを交換するには高いコストが必要であり、価格に注意する必要があります。ボディの交換に際しては、ドライバーや電動ドリル、その他いくつかの工具が必要になることもあります。そういった工具を家庭に保有していない場合は、プロの修理業者に依頼することをお勧めします。
最後に
本記事では、エレキギターのボディ割れに対する3種類の修理方法について紹介しました。自分で修理することもできますが、作業中に割れが悪化してしまう可能性があるため、慎重に取り組む必要があります。エレキギターのボディ割れに遭遇した場合は、すぐに修理を行うことをお勧めします。修理が難しい場合は、修理業者に依頼することをお勧めします。
エレキギターのボディ割れの修理方法にとどまらず、楽器のケアに役立つ情報がある記事をご紹介します。
割れたボディをすぐに修理することが重要
ギターを愛用している人の中には、いつかは起こってしまうであろうエレキギターのボディ割れに悩まされたことがある方もいるでしょう。ボディに割れが入ってしまうと、演奏に支障をきたすばかりか、修理が遅れると、割れが拡大してしまって、修復不可能になる場合もあるため、早急に修理することが大切です。
しかし、ボディ割れには、種類や程度がありますので、修理方法にもそれぞれ違いがあります。自分で修理を試みる前に、プロに相談することをお勧めします。
一般的なエレキギターのボディ割れは、以下のような原因で発生します。
- 転倒・落下などの衝撃
- 温度変化によるボディの伸縮
- 湿度変化によるボディの反り
これらの原因でボディに力がかかり、割れてしまう可能性があります。割れ方も、一本縦に入る「縦割れ」や、ボディがやや開いた「開き割れ」、ボディが割れて欠けた「欠け割れ」と、種類は様々です。縦割れであれば比較的修理しやすいため、早めに修理を行いましょう。
修理方法としては、以下のようなものがあります。
- 糊付け
- 補強材をはる
- 木工ボンドで接着
- 割れた部分を削り、埋め材をはり、削り出し、ペンキ処理
- ボディの一部の交換
糊付けは、縦割れ程度の場合に限ります。糊で接着する場合、接着部分が弱くなるため、完全に治療するわけではありません。補強材を貼ることで、強度を増すことができますが、修理跡が目立つため、完全に治療するわけではありません。
木工ボンドで接着する方法は、割れが深い場合、欠け割れに効果的です。木工ボンドでしっかり接着させれば、接着部分が強くなり、強度も増しますが、接着剤が乾くまで、作業ができないため、時間がかかります。
割れた部分を削り、埋め材をはり、削り出し、ペンキ処理は、開き割れの場合に有効です。割れた部分を削り、木材を2枚はり合わせて問題解決する方法です。素人でも行うことはできますが、削った面が完全に滑らかになるためには、工具にも熟知している必要があります。
ボディの一部の交換は、一般的なエレキギターの場合、ネックが取り外し可能なため、交換の柔軟性が高いことが特徴です。ボディの一部だけを交換する修理は、完全な治療をするためには最善の策の一つですが、交換部分の色や質感が異なる場合があるため、確認が必要です。
以上、割れたボディをすぐに修理することが推奨されますが、修理方法は、割れの程度や位置、種類によって異なるため、まずはプロに相談することをお勧めします。修理後は、ギターが元のカッコよさを取り戻すと同時に、そのまま演奏ができるようになります。
修理前にはしっかり原因を確認すること
まず、エレキギターのボディに割れが入ってしまった原因をしっかりと確認することが大切です。原因をしっかり確認することで、修理方法を適切に選ぶことができます。また、同じ原因が再び起こることを防止することもできます。
ボディに割れが生じる原因は、様々なものがあります。例えば、落下や衝撃によって生じることがあります。また、温度変化や湿度の変化によっても割れが生じることがあります。
落下や衝撃による割れの場合、ボディに直接的なダメージが生じていることが多いです。この場合、割れた部分が削れてしまっていることが多いため、その部分を修復する必要があります。修理方法としては、接着剤を使用して割れた部分を固定し、ボディ全体をサンディングして磨き上げる方法などがあります。
一方、温度変化や湿度の変化による割れの場合、木材自体が乾燥してしまっていることが原因で、ボディ全体にわたって割れが生じることが多いです。この場合、木材の乾燥を防ぐために、保湿剤を使用することが有効です。また、割れた部分の修復には、接着剤を使う方法が一般的です。
いずれの場合でも、割れた部分を修復する前に、原因を確認することが重要です。原因を確認することで、再度同じような事故が起こらないようにすることができます。また、原因によって適切な修理方法が異なるため、原因をしっかり把握することで、修理がスムーズに進むことが期待できます。
修理に自信がない場合や、修理に必要な材料や工具を持っていない場合は、専門の業者に修理を依頼することをおすすめします。特に、エレキギターは高価な楽器であるため、修理の失敗は大きな損失につながる場合もあります。修理料金はそれなりにかかりますが、安心で確実な修理をすることができます。
基本的な修理方法：ボンドで接着する
エレキギターを使っていると、ボディに割れが生じることがあります。このような場合、基本的な修理方法は、ボンドを使って接着することです。ボンドには数種類あり、それぞれの種類に適した方法があります。ここでは、ボンドで接着する方法について詳しく見ていきましょう。
ボディに割れが生じた場合、まずはじめにボンドを用意します。ボンドには瞬間接着剤や木工用ボンド、エポキシ樹脂などがあります。瞬間接着剤は接着力が強く、早く乾くため、割れが小さく、また、ボディの厚みが薄い場合に使います。一方、木工用ボンドは粘りがあり、割れが大きく、ボディの厚みが厚い場合に使用します。エポキシ樹脂は硬化力が強く、割れの深さがある場合に使われます。
次に、ボディに割れが入った場合、両端を接着部に合わせます。その際、割れの軽度かどうか確認します。割れが深く、大きい場合には、まずヒートシュリンクチューブを加熱して、ボディに圧着します。これにより、割れを閉じることができます。また、ヒートシュリンクチューブを使わずに割れを閉じる場合には、割れに木片などを詰めて、割れを押さえつけるようにします。この方法で割れを閉じた後、接着部分を慎重に拭き取り、ボンドを塗布します。その際、ボンドが弾けることがないよう、割れに対して十分な力をかけるようにしましょう。
ボディに割れがある場合、時間が経過すると、割れの中に埃や汚れがたまってしまいます。このため、割れがある場合には、まず、割れを綺麗に清掃し、割れの中に汚れがたまらないように、注意を払いましょう。割れに汚れがたまっている場合、接着がうまくいかないことがあるため、経過時間がある場合には、割れに極力力をかけないようにしましょう。
このように、エレキギターのボディに割れが生じた場合には、ボンドを使った接着が基本的な修理方法となります。しかし、ボンドの種類によって仕上がりの質が異なります。そのため、割れの状態に応じて適切なボンドを選び、慎重に修理を行うようにしましょう。
ボディ割れが大きい場合は目止め処理が必要
エレキギターのボディが割れたときには、目止め処理をすることが大切です。特に割れが大きい場合には、目止め処理を怠ると弾いている最中に音が変わってしまうことがあります。
まず、目止め処理とは、割れてしまった箇所に対して圧力をかけ、割れが進まないようにすることです。ボディが割れた場合には、まず弦を外してギター本体を横に倒し、割れが広がらないように目止め処理をします。
具体的には、木材用接着剤を筆や棒などで割れ目に塗り、割れを圧縮します。接着剤は、できるだけ割れ目に入り込むように塗ることで、強固な接着力を発揮します。
接着剤を塗ったら、ボディにクランプを取り付けます。クランプは、ボディが割れた場所に対して圧力をかけることができる箇所に備え付けられていることが多いです。クランプでボディを圧縮し、接着剤が完全に乾くまでそのまま放置します。
接着剤が完全に乾いたら、割れた箇所のくぼみをサンドペーパーで磨いて均すなどして、元通りのボディに仕上げます。
もし、割れが深く、接着剤だけでは十分な強度が得られない場合は、地金を使った補強をすることもあります。地金とは、硬い金属板で、ボディ割れに差し込み、接着剤などで地金とボディをしっかりと接着することで割れの補強をする方法です。
しかし、地金を使用する場合には、ギターの外観に影響が出るため、修理する箇所が見えない内部部分に使うことが一般的です。
ボディ割れが起きたときには、慌てずに冷静に対処しましょう。割れを放置しておくと、割れが進んでしまい、修理代が高くついたり、修理不可能になることもあります。割れが発生したときは、専門店に相談し、正しい修理方法を選ぶようにしましょう。
エレキギターのボディ割れ修理について専門家として詳しく解説している記事をご覧ください。
職人に任せることも選択肢
エレキギターのボディ割れ修理は、緻密なテクニックが必要であり、自分で修理するのが難しい場合があります。そのような場合には、職人に任せることも選択肢です。
職人は、プロフェッショナルとしての技術と知識を持ち合わせ、十分な経験を積んでいます。彼らは、ボディ割れ修理のために専用の機器や材料を使い、修理作業を行います。そのため、修理品質が非常に高く、エレキギターを本来の状態に戻すことができます。
職人に任せる場合は、適切な職人を見つける必要があります。そのためには、知人や楽器店などでの口コミや評判を調べることが重要です。また、職人の技術や料金などを比較することも必要です。
職人に任せる場合、修理に要する時間と料金は、修理箇所の状態や職人の技量によって変わってきます。ボディ割れ修理の場合、完全な治療には数週間以上かかることがあります。また、修理費用は、材料や技量によって異なります。職人に依頼する場合、事前に料金や納期についてしっかりと確認しましょう。
職人には、素人が行わない最新の修理技術があります。例えば、ボディ割れの修理で使用するエポキシ樹脂技術は非常に高度であり、素人が行うことは非常に難しいです。このような技術を持つ職人は、エレキギター修理のみならず、楽器全般の修理に精通していることが多く、専門家としての才能を発揮しています。
職人に任せることで、ボディ割れの修理だけでなく、他の部分の修理やメンテナンスも同時に行うことができます。楽器を長く大切に使いたい場合や、楽器を親しむ趣味としている場合には、職人に任せることが、さらなる楽器の価値を高めることができるでしょう。
また、職人に任せることで、修理中のエレキギターを保管場所を確保することができます。修理中に部品を紛失する可能性がありますが、職人の作業場では整理整頓された環境で、専用の工具で作業するため、紛失の心配がありません。
以上のように、エレキギターのボディ割れ修理を職人に任せることは、修理品質の高さや専門知識を持つことなど、多くのメリットがあります。楽器を大切にしている人は、職人に任せることを選択肢に加えてみることをおすすめします。
エレキギターのボディ割れを修理するときの留意点を長年の経験から語られる記事にまとめてあります。
修理完了！
エレキ ギターのボディ割れが修理完了しました！大変ご迷惑をおかけしましたが、当記事が少しでもお役に立てば幸いです。もし何か質問や不明点があれば、お気軽にコメント欄に投稿してくださいね。これからもお楽しみに、また遊びに来てください！
FAQ エレキ ギター ボディ 割れ 修理 方法
Q: 修理にかかる費用はどのくらいですか？
A: ボディ割れの程度や修理店によって異なりますが、一般的に5000円から1万円程度の費用がかかると思われます。
Q: 修理にどのくらい時間がかかるのですか？
A: 修理店の混み具合や修理内容によって異なりますが、2〜3日程度かかることが多いようです。
Q: 自分で修理することは可能ですか？
A: 基本的には、プロの修理店に依頼することをお勧めします。自分で修理をする場合は、ギターを傷めてしまう可能性があるので、注意しましょう。
Q: 修理後のギターの音質や弾き心地は変わりますか？
A: 修理技術によって異なりますが、一般的には修理前とほぼ同じ音質や弾き心地で弾くことができます。