エアコン 室外 機 固定 方法についてご紹介します。暑い日が続くと、エアコンがない生活はとても辛いですよね。しかし、エアコンが故障した場合には困ります。エアコンは部屋の中だけでなく、室外機も設置する必要があります。しかし、室外機は固定しておかないと強い風で飛ばされたり、倒れてしまう可能性があります。そこで、今回はエアコン室外機の固定方法について解説していきます。
エアコン室外機固定方法とは?
エアコンの室外機は、大きな機械であり、風や雨などの自然災害などの影響を受けやすいため、正しい固定が非常に重要です。また、誤った方法で固定すると、振動や騒音の発生の原因となるため、快適な居住環境を損ねることにもなります。
首都圏エアコン工業技術研究所によると、エアコンの室外機を固定する際には、以下の4つのポイントが大切です。
ポイント1: 基礎の設置
最初に、エアコン室外機を固定する場所に基礎を設置しましょう。基礎の設置は、構造の安全性を確保するために必要な手順です。より安全に固定するために、基礎には鉄筋を埋め込むと良いでしょう。
また、基礎の大きさは、エアコン室外機の重量や大きさに応じて適宜調整する必要があります。基礎の大きさを間違えると、室外機を固定するためのブラケットを取り付けることができない場合があります。
ポイント2: ブラケットの取り付け
次に、ブラケットを取り付けます。ブラケットは、基礎に取り付けられる構造物で、エアコン室外機を支えるために必要なものです。ブラケットは、機種によって異なりますので、メーカー指定のブラケットを選びましょう。
取り付け位置は、室外機の底部に位置する機器支持部に合わせ、傾斜角度を調整します。傾斜過大な場合、水排出に支障をきたしたり、悪天候時に室外機が破損する恐れがあります。ブラケットを固定するためのボルトは、高強度の材料を使用することが望ましいです。
ポイント3: 配管の取り回し
エアコン室外機を固定する際に重要なポイントの3つ目は、配管の取り回しです。配管の方向が間違っていると、室内機との配管が接続しにくくなり正しい冷却効果を得られなかったり、ライン抜群の原因になってしまいます。
配管は、直線的でなくてもよいですが、高低差や曲がり角の方向に注意して、外気Hの影響を受けないようにすべて配管カバーで覆い、配管内部には絶縁材を巻いておくことで保温性の向上や接続部の劣化を未然に防ぎます。
ポイント4: 適切な配管長の確保
ポイント4は、適切な配管長を確保することです。エアコンの適正配管長を超えた場合、冷却効果が弱くなり、電気代も上昇してしまいます。
また、配管長が長すぎて抵抗が増えると、コンプレッサーが過負荷になり故障する可能性があります。一般的に、適正配管長とは、室外機から室内機まで50m以内が遮擋物の少ない場合できる限り短くしておくことが重要です。
いかがでしたでしょうか。エアコン室外機の固定には、正しい方法が必要です。適切な基礎の設置、ブラケットの取り付け、配管の取り回し、配管長の確保に留意し、快適な居住環境のためにも、正しいエアコン室外機の固定方法を知っておきましょう。
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必要な道具と用意するもの
エアコン室外機固定に必要な道具と用意するものは、大きく分けて以下の通りです。
道具
エアコン室外機を固定するために必要な道具は、主に以下のものです。
- ドリル
- ドリルビット
- ドライバー
- ペンチ
- ドラム缶用留め金
ドリルビットは、コンクリート用のものが必要です。エアコン室外機を固定する場合、コンクリートに穴を開ける必要がありますので、ドリルビットを用意しましょう。ペンチは、留め金の取り付けに必要な道具です。
用意するもの
エアコン室外機を固定する前に用意しておくものは、以下の通りです。
- 留め金
- ベース台
- アンカーボルト
- ビス
- パテ
留め金は、ドラム缶用の留め金が適しています。ベース台は、エアコン室外機を載せる台です。アンカーボルトは、コンクリートに固定するためのもので、ビスは、ベース台にエアコン室外機を固定するために使います。パテは、穴を埋めるために使用します。
注意点
エアコン室外機を固定するにあたり、注意すべき点があります。まず、設置場所によっては、許可が必要な場合があります。エアコン室外機が落下して、通行人や周囲の建物に被害が発生することがあるため、許可が必要な場合はちゃんと届け出を出しましょう。
また、エアコン室外機は、風や振動でズレる可能性があります。定期的にチェックし、必要に応じて補強しましょう。特に地震の多い地域では、しっかりと固定しておくことが大切です。
以上、エアコン室外機固定に必要な道具と用意するものについて紹介しました。設置場所を選ぶ際にも慎重に検討し、しっかりと固定して安全に使用しましょう。
室外機を固定する方法についてはこちらをご覧ください。
設置場所の確保
エアコン室外機を固定する際に、まずは安全性を確保するために、設置場所の選定が重要です。設置場所を選ぶ際には、以下のポイントを押さえておくことが必要です。
1. 風通しの良い場所を選ぶ
エアコンは冷房の際に室内の温度を下げるため、室外機で熱を吸い取ります。そのため、室外機が高温になってしまい、エアコンの動作に悪影響を与える可能性があります。そのため、風通しの良い場所を選んで、室外機の熱を排出しやすくすることが大切です。
2. 騒音が周囲に及ばない場所を選ぶ
エアコンの室外機は、動作時に音を発します。そのため、近隣住民に迷惑がかからないよう、騒音が周囲に及ばない場所を選ぶことが必要です。
3. 盗難されにくい場所を選ぶ
エアコンの室外機は、高価な部品が使用されています。そのため、盗難の被害に遭うリスクがあります。盗難されにくい場所に設置することで、被害を未然に防ぐことができます。
以上のポイントを踏まえて、エアコン室外機の設置場所を決定しましょう。
室外機の設置方法
次に、決定した場所に室外機を設置する方法について説明します。
1. 土台の設置
まず、室外機を設置するための土台を設置します。土台は、コンクリートブロックやレンガを利用することが一般的です。土台の高さは、地面から20cm~30cm程度が理想的です。
2. 固定具の取り付け
土台に固定具を取り付けます。固定具は、室外機の大きさに合わせてサイズを選ぶ必要があります。固定具は、ネジで土台に取り付けます。
3. 室外機の固定
取り付けた固定具に室外機を載せ、ネジで固定します。固定する際には、室外機が水平になるように調整する必要があります。また、十分な強度があるか確認することも大切です。
以上が、エアコン室外機を固定するための方法です。しっかりと固定することで、エアコンの安全性が確保されます。
室外機の受け台の選び方
エアコン室外機を設置する際には、受け台の選び方も重要なポイントになります。適切な受け台を選ぶことで、室外機の不具合やトラブルを防ぐことができます。
1. 耐荷重性が重要
受け台の中で最も重要なポイントは、耐荷重性です。室外機は重いため、受け台がしっかりとした構造であることが必要です。また、風や揺れなどによる負荷も考慮して、十分な耐久性を備えた受け台を選ぶことが大切です。
2. スペースに合わせたサイズ選び
受け台のサイズは、室外機のサイズに合わせて選ぶ必要があります。室外機と受け台のサイズが合わないと、設置が不安定になり、室外機のトラブルや故障の原因にもなります。また、設置スペースに合わせて、コンパクトなサイズの受け台を選ぶと、スペースの効率的な利用ができます。
3. 水はけの良さを確認
受け台には、水はけの良さが求められます。室外機が長期間使用されると、周囲に排出された水分やコンデンス水が流れ出るため、水はけの適切な受け台を選ぶことが必要です。また、雨水による浸水を防ぐため、防水性能にも配慮する必要があります。
4. メーカーや機種に合わせた選び方
最後に、受け台はメーカーの指定や機種に応じたものを選ぶことが重要です。メーカーによっては、特定の受け台を推奨している場合もあります。また、同じメーカーの室外機と受け台の組み合わせであれば、適合性が高く、安心して設置できるでしょう。万が一、異なるメーカーの室外機と受け台が組み合わされる場合は、互換性を確認することが必要です。
以上のポイントを踏まえて、焦らずに適切な受け台を選ぶことが大切です。適切な受け台の選択により、室外機の安定した設置が実現し、長期的なトラブルの回避にもつながるでしょう。
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台につけるボルトの取り付け方法
エアコンの室外機を設置する際に必要な作業の一つが、受け台にボルトを取り付けることです。ボルトを正しく取り付けることで、室外機が固定され、風や地震、衝撃などの影響を受けにくくなります。
まず、受け台に取り付けるボルトの大きさや長さ、本数を確認しましょう。それぞれのエアコンメーカーによって異なるため、必ず取扱説明書などで確認しましょう。また、使用するボルトはプラスドライバーで締め付ける「やわらかめ」のものが適しています。
ボルトを受け台に取り付ける際には、まずボルトを手で差し込んでから静かに回し始めます。ラチェットレンチなどを使用する場合は、先ず固定せずに軽く引っ張り、真上に持ち上げながら静かに回します。そうすることで、ボルトが歪まず受け台にピッタリと収まり、回し込みやすくなります。
次にボルトを締める際には、必ず交互に締め付けていきましょう。例えば、1本目を締めたら、すぐに反対側の3本目を締め、2本目、4本目の順に締め付けます。交互に締めることで、受け台が傾いたり歪んだりすることがなく、ボルトがしっかりと受け台に固定されます。
締め付ける際のトルク(力)は、メーカーが指定する値に従いましょう。トルクレンチを使用すると正確なトルクに締め付けることができます。トルクレンチがない場合は、しっかりと力を入れすぎないように気をつけましょう。力が弱すぎるとボルトが緩んでしまい、力が強すぎるとボルトが曲がってしまう可能性があります。
最後に、ボルトを締め付けたら、再度確認のために受け台に対して室外機が平行に固定されているかを確認しましょう。受け台の表面が平らでなかったり、ボルトを締め付ける際に歪んでしまったりすると、室外機が傾いたりする可能性があります。室外機が正しく設置されたことを確認してから、配管工事や電気工事などを行いましょう。
以上が、エアコン室外機の受け台にボルトを取り付ける方法です。正しく取り付けることで、室外機が安定して設置され、長期間にわたって快適な空間を提供することができます。
固定方法の確認
エアコンの設置が終わり、室内機と室外機が固定されたか確認する方法はとても簡単です。まず、室外機をしっかりと固定する必要があります。設置場所に応じて、固定用の金具やアンカーを使用する必要があります。もし、工事を自分でやる場合は、取り付ける場所や固定具を選び、確実に固定するようにしてください。
そして、固定が完了したら、室外機と壁がきちんと接着するか確認しましょう。もし、隙間がある場合は、固定が不十分ということになります。その場合は、再度固定具やアンカーを追加し、しっかりと固定してください。
また、エアコン室外機の固定方法には、地震に強い固定方法を採用することが求められています。地震が発生した場合にも倒れないように、耐震対策が十分でない場合は改善するようにしましょう。
その他にも、エアコン室外機の固定方法に関するポイントがあります。それは、ネジや金具、アンカーに不要な力が加わらないようにすることです。つまり、ネジの締め付けすぎや、金具の曲げすぎなどが問題になります。適正な力で固定するようにしましょう。
その他にも、エアコン室外機の固定方法には、眺めやすさも求められます。つまり、外から見たときに、美観が損なわれないように固定する必要があります。特に、自宅の外壁に固定する場合は、際立つことがないように工夫する必要があります。
以上のように、エアコン室外機の固定方法には、様々な注意点があります。固定完了後、しっかりと確認することで、長期的に安心して使用することができます。
これで、エアコン 室外 機 固定方法についてまとめました。
今回の記事は、エアコンを設置する際に必ず知っておくべき室外機の固定方法について紹介しました。正しい固定方法を確認して、しっかり固定することで、安全かつ効率的にエアコンを利用することができます。また、設置に際しては必ず専門家にご相談いただくことをおすすめします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の記事もお楽しみに!
FAQ エアコン 室外 機 固定 方法
Q: エアコンの室外機を自分で固定することはできますか?
A: 基本的には専門家に固定してもらうことをおすすめします。固定方法によっては、しっかり固定していないと、落下することがあります。
Q: 室外機を固定する際に必要な材料は何ですか?
A: 室外機を固定するために必要なものは、アンカーボルトやアンカーセット、ボルト、ナット、ワッシャー、プラスチック製のカバーやシールなどがあります。専門家に相談して、必要な材料を揃えてから固定するようにしましょう。